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Home霊渠(Lingqu)

1.漓江は北京まで続く?

 桂林市街の北、畳彩山(市街図@)の頂上からさらに北の方角、漓江の上流を見ています(写真@)。この辺りから急にあのぼこぼこした山はなくなります。
漓江は、この先約70km北にある猫児山(2114m)に源を発しています。

写真@写真拡大(640x423 47KB)

しかし、水路としてはこの先、湘江を経て長江、果ては北京まで続いているというのです。
「南船北馬」といい、昔の人は船にのって湘江の南(湘南)にあるこの風光明媚な地に遥々やって来たそうです。(歴史参照
地図で見てみると漓江と湘江は水源が近いもののまったく別の水系の川で、それぞれ逆方向に流れています。
漓江は南の珠江へ注ぎ広州・香港の方へ、湘江は北の洞庭湖へ注ぎ武漢・南京を経てはるか上海の方へ続いています。
漓江と湘江を結ぶ河はありません。

おかしいなと思っていたところで、この2つの違う水系の河を結んでいる古い運河が残っているというのを知りました。
「霊渠」という運河で、なんと紀元前214年に秦の始皇帝が造らせたものだというのです。

そんな昔に、そんなものが造られて、今もなお残っていると聞くと実際に行って見てみたくなりました。

2.興安へ小さな旅

桂林郊外 北部の地図 

「霊渠」は全長約37kmの運河で、桂林の北東約66kmにある興安県で湘江から水を引いています。湘江と水を分けている場所は、「霊渠源」といわれ、公園になっているので、そこに行ってみることにしました。

桂林から興安へはバスもあるようですが、桂林を朝7:45に出る桂林始発の衡陽行きのローカル列車(普快2514)で行きました。切符は朝乗る前に買って座れました。興安までは1時間半の旅です。

写真A写真拡大(640x404 39KB)

ローカル列車の旅はのんびりしていて快適でした。(写真A興安駅にて)桂林から興安までは山をひとつ越える感じでした。

3.霊渠

駅から「霊渠源」の公園までは3輪タクシーで行きました。公園の入り口まで10分位だったでしょうか。霊渠にかかる萬里橋という屋根つきの橋があるところで降ろされ、そこで入場料を払いましたが、たいした額ではありません。パンフレットも買いました。そこに霊渠の説明が書かれています。
入り口から「霊渠源」までさらに1km位歩きました。運河に沿って整備された公園が続き、木も植えられているので散歩するには気持ちのよい所でした。(写真B)

写真B写真拡大(640x613 58KB)

「霊渠源」で湘江から分かれた水は、「南運河」とも言われる「霊渠」(写真B)を伝い漓江へ注ぐ。写真では奥が湘江で水は手前に流れて来ている。水位が高くなると写真左側に見えている場所から水があふれて左下にある「北運河」に流れ落ち、その水は湘江にまた戻るという仕組みになっています。このようにして漓江へ注ぐ霊渠の水位を一定に保っているようです。

写真C写真拡大(640x400 41KB)

霊渠源です。(写真C)石を積んで造られた2メートル位の低いダムです。ここで水が堰き止められ一部が霊渠に流れ込んでゆきます。紀元前214年にこれだけの運河をよく造れたものだと思いました。そして2千年以上たった今もなお水を漓江に流し続けているというのですから、歴史のロマンです。
ここで水は分けられ、一部は広州方面へ、一部は遥か長江へ流れて行くのだと想いながら、水の流れをぼーっと眺めているのもよいものでした。入り口で買ったパンフレットによると、ここで湘江の水は7対3に分けられ、その3のうちの一部が霊渠といわれる「南運河」に流れ込み、その3のうちの残り(水位が高くなってあふれた分)が「北運河」に流れ落ち、湘江に戻ると書いてありました。解りましたか?
ダムの部分は歩いて向こう側に渡れるそうです。貸しボートなんかもあってちょっと遊べるようになっていました。

 桂林への帰りは、行きのローカル列車が快適だったのでまた列車で帰ることになりました。バスターミナルでは桂林行きのバスが客の呼び込みをしていて、まだ十分座れそうでしたが、それを尻目に3輪タクシーで駅に急ぎました。興安始発の列車はもちろんなく、途中駅からの乗車になります。売っている切符はいわば立ち席切符で座る席を探すのに少し苦労しました。帰りはバスで帰ればまた別の風景も見れたかなとちょっとだけ後悔しました。

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